INTERVIEW
Waccasに登録したからこそ、もう一度、商品開発&メニュー企画のお仕事を経験させていただくことにつながりました。
小沼 明美先生
小沼 明美先生
料理サークル『AMI cooking station』主宰。管理栄養士/フードコーディネーター。
家庭料理のレッスンを行う傍ら、非常勤大学講師としてフードコーディネート関連の講義を担当。TV情報番組内でのレシピ考案や栄養監修、また雑誌や新聞での栄養関連の記事の執筆活動も行う。過去の老舗料亭での商品企画の経験を活かし、Waccasでは商品開発やメニュー考案に携わり、活動の幅を広げている。
日ごろ講師としてどのような活動をしているか教えてください。
自宅にて料理サークルを運営しています。主に家庭料理のレッスンですが、和食、洋食、中華など幅広く、また時短料理や懐石弁当、おもてなし料理も組み込むことがあります。食品メーカー様の商品を使ってレシピを考案するタイアップレッスンをすることもあり、新商品やサンプル食材を提供して頂きメニューを試作する時はとてもワクワクします。
ふとしたひらめきと発想で新しい料理を提案でき、それを生徒様に調理してもらい『美味しい!』と言ってもらえる瞬間はとても嬉しいですし、料理サークルのやり甲斐を感じます。また現在、短期大学にて非常勤講師をしており、フードコーディネート関連の講義を担当しています。基本的にはフリーランスで活動しているので、TV情報番組内でレシピ考案や栄養監修など、また雑誌や新聞での栄養関連の記事の執筆活動もしています。
どのような経緯で講師として活動を始められましたか?
以前、私は老舗料亭で商品開発の仕事をしていました。調味料や和デザート、和惣菜、中元歳暮贈答品ギフトなどめまぐるしく新商品を出す時代だったので、多岐に渡り短いスパンで様々な段取りを経て業務をこなさなくてはいけない日々。休む暇もなく働いていたことを思い出します。ただ商品開発業務をすることは私の幼少時からの夢でもあったので自分が考案した商品が世の中に販売された時は涙が出るほど感動しました。懐かしい…。
結婚後、引っ越しの関係で仕事は退職しましたが、もう一度どこかのタイミングで商品開発、メニュー考案の仕事をまたやれたらという思いがあり、2人の子供を出産し子育てが一段落してきたので、管理栄養士、フードコーディネーターの資格を活かしながらそれを武器にして!活動の幅を広げていこうと日々模索しているところです。
レッスンを行う際に意識していることや、講師としての「強み」を教えてください。
受講して頂いた生徒様の立場に立ち、どういった料理、どういった技法、を覚えたいのかを把握して、具体的にゆっくり分かりやすくシンプルにお伝えしていくことを心がけています。前職で得た食材の知識や調理の技法は、ご家庭での日々の食事作りにも必ず活かされてくることなので、皆さんが疑問に思っている食材の扱い方や調理のコツ、またどなたにでも簡単に作ることができる美味しいレシピをレッスン内でたくさんご紹介できればと思います。
またスーパーや小売店などで食材の品質を見極め、安心・安全な食材を購入するのはもちろんのこと無駄なく食材を使い切るよう神経を張り巡らせる経験と知識を教えられれば本望です。「栄養価や食品保存などのポイントを教えて下さい」という声もあります。また昨今のコロナ禍で、もっと自身の免疫力をあげたい、体を強くしたい、といった思いから『どういう食生活を送れば良いのか』という疑問を持っている方も多いです。私は管理栄養士でもありますので、料理だけでなく、幅広い食情報を皆さんにもっと提供していければと思います。
小沼様はWaccas※1Waccasは趣味なびが運営するサービスです。
講師と企業とを「まなび」でつなぐ、 オンライン型マッチングサービスで、 多種多様な案件のご紹介をさせていただいております。の「オファー機能」より企業様からのスカウトを受け、お仕事を実施されましたが、お仕事の内容を教えてください。
一つは、大手調味料メーカー様の新商品3点の、商品化に向けた検証業務です。
事前にサンプル商品を数種類送って頂き、それぞれの味や料理の汎用性などを実際の試作を通して考察し、準備しました。
その後、商品用途・ネーミング・価格などについて話し合う座談会を、メーカー様の開発担当者の方、そして料理家様数名と共にZOOMにて2回行いました。
もう一つはオファーではありませんが自分から応募をして、企業様よりご依頼いただきました。
都内にある鉄板焼きを提供する飲食店で販売するデザートメニュー開発業務です。
初夏~秋にかけて売り出す予定で、女性や子供向けでインパクトのあるメニュー、在庫リスク・仕入れ難度・調理難度を考慮したメニュー展開、飲酒やもんじゃ焼き後のデザートとして適した風味・栄養素など、アピールポイントがあること、というお達しを事前にお聞きし、最終的には5種類のスイーツかき氷を試作⇒店舗にてレクチャー、検証業務をしました。近日、販売予定です。
お仕事を実施してみてのご感想を教えてください。
フリーランスで活動している場合、食品メーカー様、また飲食店経営している方々とお話ししたり、お会いしたりすることは、なかなかありません。やはりWaccasに登録したからこそ、もう一度、商品開発&メニュー企画のお仕事を経験させていただくことにつながりました。
企業に勤めていた頃の昔の自分に戻ったような気がして、一つ一つ与えられた業務に責任感を持ちながら、先方に認めて頂けるような商品作りにアイデアを貢献できればと思い、楽しくお仕事をやらせて頂きました。報酬や条件についても、きちんとその都度見合った額を提示して頂き、納得いく業務を遂行したと思います。Waccasには食関連の案件が幅広くありますので、また楽しいお仕事に巡り会えればと思っています。
公募されているプロジェクトに応募しお仕事を実施した経験もお持ちですが、応募時のメッセージの書き方など、お仕事を受注するために意識したことがあれば教えてください。
クライアントである企業様のホームページやSNS、その食品メーカーが販売している商品などは事前に下調べをし、知識を得たところではじめて案件に応募することにしています。企業様とのコミュニケーションを取る際に、これが熱意として表れますし、ぜったいお付き合いしていく中で必要となる情報だからです。
Waccasを介して様々な分野の企業様とお知り合いになりますし、その中で長いお付き合いになる場合もありますので、最初が肝心かなと思います。Waccasに登録すると、メールでその都度募集情報が送られてきます。多くの企業様の情報を得ることが出来て、正直こんな面白い案件もあるんだ、自分が経験したことのない分野の募集もあって興味をそそられます。
あまり自分を型にはめず、今まで思いもしなかった案件に飛び込んでみるのも、もしかしたら一つの大きい経験として糧になるかも知れません。意欲的に行動を起こしてみて下さい。
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