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INTERVIEW

タイルアート色彩工房のフォローアップでタイルクラフト人口増加へ繋ぐ大きなビジョン

趣味なび大学編集部 小林/撮影:宇佐美

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伊東 亜由 先生

メロンモザイク

伊東 亜由 先生

メロンモザイク

大学卒業後、OL生活を送りながら、カラーコーデイネーターの資格を取得 偶然見つけたタイルメーカーの講師募集に応募し、イベントや出張講座をしながら学び 2006年にタイルアート色彩工房(自宅教室)をOPEN 講座では「色のおもしろ話」など、色彩とタイルのコラボレーションを心がけている また、10年前に同じタイルクラフトの講師4人のユニット『melon mosaic』を結成し、現在は認定講師の育成も行っている。

生徒の「やりたい」に最大限寄り添うタイルクラフト講座

レッスンは2種類あって、1つは講師養成の『タイルクラフトディプロマ認定講座』というのがあります。講師を目指す方のコースはカリキュラムがきっちり決まっていて、それはmelon mosaicが企画監修をしているものになります。

もう1つは趣味の方向けのもので、毎回違う好きなものを作れるコースがあります。それは、ワンタイムレッスンのようなもので、「今度何作る?」と聞いて、生徒さんに合わせたレベルのものを作ってますね。

最初は簡単なものから作りますが、慣れてくると毎回自分で作りたいものを持ってくる方もいます。「このテーブルにタイルを貼りたいんですけど」という風にですね。

上級者になると、日本ヴォーグ社のカリキュラム(※1)にある、クマの作品にチャレンジして2時間×4回で完成します。立体物は少し難しいので、やはり時間がかかります。

日々生徒さんの意見の反映されたレッスンを行っていますので、持ち込みされた作品に対して、似合うタイルやカット方法などアドバイスして仕上げていきます。ですので、完成する作品は全部オリジナルになります。

それから認定講座には、通信講座もあります。9作品を作るカリキュラムで、3ヶ月程度で修了できる内容となっています。貼るだけの簡単なものだけでなく、タイルのカットなどが入ってくると、1人での作業に限界が出る方もいて、カリキュラム内容を終えられないでいる方も出てきてしまうんです。ですので、そんな生徒さんから「自分では作りきれないからレッスンに通いたい」と申し出があった場合は、通信から定期通いのレッスンに切り替えていただくことも可能です。だいぶ前に通っていた生徒さんの中には、3年ぶりに復活する方もいました。

因みに通信講座は、認定講座と同じカリキュラムとなり作品は同じです。DVDを見ながらやればできる内容となっています。

わかりやすいDVDなのでそれをもっと売り出せればとも思っています。

タイルクラフト自体があまり認知されていないので、知ってもらうためにインスタなどに作品を載せて、そこから知ってくださった方が通いに来てくださることも増えてきました。

(※1)通信講座などを取り扱う日本ヴォーグ社でmelon mosaicが監修したタイルクラフト講座内フォローアップカリキュラムのこと

先生の先生に。迷える先生たちの指標になるためのフォローアップ

私たちmelon mosaicの教室から講師になった方は50人以上はいます。認定を取った方は何百人といますが、先生としてやられている方は一部だと思います。先生のレベルも色々ですが、カルチャーの講師になっている方、自宅に友達を呼んでサロン風の教室にしている方等、実際にどのぐらいいるのか具体的な人数は分からないです。

それから、先生になってからのほうが、熱心に質問をしたり新作の相談等で、ここの教室に来るんです。

認定講座を終えた後、「先生、次の作品はなんですか?」と自分の生徒さんに聞かれた時に、カリキュラムの物だけしか作っていなかったら、それでその生徒さんは来なくなってしまうので、何年も生徒さんに来てもらうためには、どんどん新しい作品を提供していかないと駄目なんですよね。でも、認定講座を終えると皆さん「この後は何を作っていいのか分からない」となる方が多いんです。

私はタイルクラフトを習わずゼロから始めて長年やってきたので、何でも生み出せますが、認定講座がしっかりと出来ているので、いざ自分でオリジナルを作ろうと思うと意外と難しいというのがわかります。

「100均で買ってきた商品をリメイクすれば良いんだよ」と言っても、悩む方も多く、そこが難しいですね。そこで認定講座には、フォローアップ講座というステップアップできる作品があって、まだ20個ぐらいカリキュラムがあるんです。その迷える方達向けに作っていて、それを受けに来てもらい講師としてステップアップしてもらっています。

イベントなどにも、皆さんにアシスタントとして来てもらっているので、認定を取った方には積極的にイベントのお手伝いをしてもらっています。現場を見てもらって、自分でもできると自信と実感と経験してもらっています。
大人数で頼まれることや、同じ日にイベントが重なったりするんですが、そんな時は認定講師に他の会場へ行ってもらうんです。
私個人がイベントの代理店さんと契約しているので、特に住宅展示場等は多く私の代わりに行ってもらうんです。生徒さんを認定講師としてイベントに派遣している感じですね。

講師になって最初は、なかなかお仕事を頂ける機会がないので私から紹介して、お給料も少しですけどもらえるのが嬉しいみたいです。それをもっと増やして、派遣業みたいなことをやりたいですね。それには今以上にもっと仕事が来れば、皆さんにご紹介できるかなと思います。

4人の講師のそれぞれの役割

melon mosaicは、講師4人のユニット名のことで、キット販売商品開発の屋号的なもので使っていますが、皆が皆カルチャーの先生です。全員カルチャースクールの講師で、10年前に雑貨マーケットに皆で出品しようとなって結成しました。1人でやるより皆で作った方が面白いし、仕事も分担できます。

私は広報や営業を担当していて仕事を取ってくるタイプですね。他のメンバーも、凄いレベルの作家兼講師なんですよ。私はmelon mosaicのメンバーで良かったと思っています。4人で何かをするのはイベントはもちろんですが、最近は主に認定講座についてのカリキュラムを作っています。毎月1回会議を開いて、認定講座の審査をしたり、次の講座のテーマはどうするかを相談しています。メインの担当は決めますが、皆でアドバイスをしています。レシピを作らなくてはならないので、企画から仕上がりの校正まで4人でやります。4人の予定が合わない時はラインなどでやり取りをしています。大体は夜に話し合ったりしていますね。

それから、私個人の仕事としては出張イベントが多く、夏は10箇所ぐらい行きますし、ゴールデンウィークも3箇所ぐらい行きました。クリスマスやハロウィン、父の日はたまにですが、母の日等季節のイベントも多いです。長年の積み重ねでイベントをご紹介していただけることが大きいですね。

タイルクラフトを広めていきたいから頑張れること①

関東圏でのレッスンが多いので、これからはもっと地方の方にもタイルクラフトを知ってもらうためにオンラインでのレッスンに力を入れていきたいですね。今は私個人でZoomというアプリを使ってオンラインでのレッスンをしているのですが、キットを送って、スマホでも出来るので、そういうことをどんどんやって行きたいなと思ってます。遠方の方でも同じような環境でレッスンを受けられるようにしたいです。

東京までレッスンに来てくださる方も増えていますが、皆さん交通費やホテル代もかけてとなると大変だと思うんです。だからこそ対面式のオンラインを増やして行きたいなと思っています。もっと全国的にタイルクラフト人口を増やして行くのが目標です。

タイルクラフトを広めていきたいから頑張れること②

2018年冬にQRタイルという商品を考案しました

ハンドメイドは女性には理解してもらえますが、男性には「あ、可愛いね」で終わってしまうこともあります。業種交流会に参加した時に、QRタイルを持っていくと凄いんですよ。中小企業の社長さんから好評で、カフェや居酒屋に置いてくれと言われて、半年で40枚ぐらい売れているんです。

今、都道府県別の白地図を作っていて、それを埋めることが目標です。全国に売っていきたいですね。北海道や沖縄もインスタから買ってくれた方がいました。会ったこともありませんが、インスタに掲載していたら、「本当に読めるんですか」と問い合わせがあったりして。実際画面から読めるんです。インスタのQRコードを自分のスマホでスクリーンショットして、アプリで読み込むといけます。勝手に宣伝されていたりもして、沖縄の民宿でも外国のお客さんが来るところでは、「本当に撮れるよ」とインスタに載せてるみたいです。それでその方の友達がそれを見て、拡散してくれるのがすごいなあと思っています。

今私はこれを売り出し中で、ハンドメイドだけだとなかなか皆さんに知ってもらえないので、QRタイルをお披露目して有名になって「何やってるの?melon mosaicって?」となって、タイルクラフトをメジャーにしたいです。

都内のイベントでは、10分の1ぐらいが外国人の方の時もあって、そこでもQRタイルを出していたんですよ。説明はしどろもどろな英語でしたけど、読み込んでもらえました。私のサイトに行くようにしていたのですが、「日本語だから駄目だ」と言われて、「別に貴方のページ作りますよ」と伝えたらとても関心を持ってくださいました。

あとは屋上に、30×30メートルの大きいプールぐらいのものを施工して、ドローンとか飛行機から読めるようにしたいです。オリンピックの時に海外から来る方たちに「なんだろう?」と思ってもらえるように、今空いてるビルの屋上とか壁がないかを聞いているんです。そういうのも話題にもなるかなと狙っています。

タイルクラフトを初めて22年経ちます。これからもっと知ってもらうためには、もっともっとタイルクラフト人口を増やしたいので、何か違う方面で目立たないと駄目だと考えています。

ハンドメイドのみだと女性の趣味の1つくらいになってしまうので、講師の皆さんが活躍できる場が欲しいと思っていて、そのためにはmelon mosaicがタイルクラフト業界のトップになり講師業のみで収入を十分得られるような講師集団になりたいです。

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