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INTERVIEW

ワークショップの企画で大切なポイントは「テーマ」、「タイトル」そして「タイミング」

趣味なび大学編集部 石川名月

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鈴木 佳美先生

クレイセラピーインストラクター BE-LUMINOUS

鈴木 佳美先生

クレイセラピーインストラクター BE-LUMINOUS

フリーアナウンサーとして活動したのち、その経験を活かして、2012年、司会者やイベントスタッフを派遣するキャスティング会社「株式会社A-LUMINOUS」を設立。自身も司会者、パーティープロデュースをはじめ、コンパニオンやイベントスタッフの教育研修にも携わっていたが、2015年7月、新規事業として「ヒーリングクレイ」を中心としたエステティック事業を展開する「BE-LUMINOUS」を設立。女性が毎日を楽しみ、美しくなれるイベント、ワークショップを開催している。

「ヒーリングクレイ」に魅せられアナウンサーから教室の先生へ

私は以前、フリーアナウンサーとしてTVやラジオのリポーター、司会業などをしており、昼夜逆転の、不規則な生活を何年も続けていた時代がありました。

子どもの頃からアレルギー体質だったこともあってか、そのうちにひどい肌トラブルが起こるようになり、また、原因不明の不定愁訴にも悩まされました。

「身体の中から健康に、美しくなれることは?」
「敏感な肌でも安心してお手入れができるものはないか?」と、探していた私が出会ったのが「ヒーリングクレイ」でした。

ヒーリングクレイとは、大地の粘土層から採れる粘土「クレイ」を利用して、リラクゼーションやヒーリングを行う自然療法のこと。

ヒーリングクレイを受けることによって私の肌や体はみるみる癒されていき「私のライフスタイルはこれだ!」と感じたことから、ヒーリングクレイを学び始めました。
そのうちに「私のように肌トラブルなどに悩む人に向けて、クレイセラピーを広めたい」と思い、「クレイセラピー Be-luminous」としてワークショップ・国際クレイセラピー協会認定セラピスト資格試験対応講座を行う教室を開校しました。

これまでやってきたアナウンサーの仕事とは、全くフィールドが違う「教室運営」というお仕事。
どうしたら生徒さんが集まるのか? クレイセラピーの魅力を知ってもらうための伝え方は?? 試行錯誤しながらやってきました。

そして教室開業から3年。いろいろなワークショップの企画をして、生徒さんの反応をみたり、集客の方法を探ってきた中で、ワークショップの企画において大事だと感じたポイントが3つあります。それは「テーマ」「タイトル」そして「タイミング」です。

タイトルからワークショップの魅力が伝わらなければ、中身さえ見てもらえない

まず、「テーマ」についてですが、レッスンやワークショップは、テーマが具体的であればあるほど、集客がしやすく、また差別化も図りやすいと考えています。
たとえば、春は花粉症の季節。市販の化粧品は肌にしみて使えないという方が多くいらっしゃいます。

そういったお悩みの方が増える3月から4月にかけては「花粉症の方が安心して使える化粧品」をつくるワークショップを企画。

また、冬は老廃物が蓄積しやすい季節なので「デトックス」をテーマにしたり、夏は爽やかな「ハーブ」を取り入れたワークショップを企画したり。その時々の「季節感」と「お悩み」を掛け合わせた企画は人気があります。

とくに自然の素材を活用して心身に働きかけるクレイセラピーは春夏秋冬と密接な関係にあるので、季節感を取り入れるのはとても大切なことだと思っています。

季節感といっても、ぼんやりと「春」というテーマではなく、「花粉症」に特化してテーマ付けすることで、ターゲットが明確に。
「花粉症に悩む人はどんなことを求めているのか?」「なにが喜ばれるか?」「共感を得るには?」―― ターゲットが決まると、ワークショップの構成もつくりやすくなります。

イメージを具体的に、明確にしたテーマ設定をするといいと思います。

そして「タイトル」。私はタイトルを考えることにもっとも多くの時間をかけます。たったのワンフレーズの「タイトル」ですが、このワンフレーズによって集客は左右します。

タイトルからレッスンやワークショップの魅力が伝わらなかったら、興味を持ってもらえないですし、どんなワークショップのなのか、内容すら見てもらえないかもしれないのですから。

ワンフレーズでワークショップの内容や魅力が伝わって、かつインパクトのあるタイトルが理想。また、WEBで集客する場合にはSEO対策にもつながってくるのでキーワードを工夫することも重要です。
ターゲットとなる生徒さんがどんな言葉を検索するのかな、ということも考えながらタイトル付けをしています。

早すぎても、遅すぎてもだめ!告知のタイミングってじつは難しい

また、3つ目のポイントは告知の「タイミング」。
告知は早いに越したことはないと思っていましたが、早すぎると「まだ予定がわからないから」と、スルーされてしまったり、遅すぎると「もう予定が埋まってしまった」という結果になることも。シフト制でお仕事をされている方などは月末にならないと翌月の予定がわからないという方もいます。

告知を始めるタイミングって、じつは難しいんですよね。

予定を早く決めたい人、ぎりぎりでしか予定がわからない人と、分かれるので、タイミングを見計らって何度も告知することが必要だと考えています。

私は、2か月前から企画や下準備などを始め、開催1か月半前から告知をスタート。そして開催1か月前、15日前、そして数日前(4日前くらい)の計4回は最低でも、SNSや集客サイトで大きく告知を行います。

趣味なびのような集客サイトでは更新すると上位に上がりやすくなることが多いので、都度新しい情報を入れたりして、見つけてもらいやすくする工夫もしています。

私自身のワークショップの作り方が参考になるかわかりませんが、これから自分のスキルを活かしてワークショップを開催してみたいと考えている方などの参考になればうれしく思います。

<先生のお教室はこちら>

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