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INTERVIEW

訪日外国人を呼び込む!ワークショップのつくり方

趣味なび大学編集部 石川名月

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酒井 知子先生

日本茶インストラクター 和茶

酒井 知子先生

日本茶インストラクター 和茶

日本茶インストラクター協会認定 日本茶インストラクター。日本茶専門店での勤務経験と高校時代からお稽古に通っている茶道での経験を活かし、日本茶講座『和茶』を主宰。横浜・川崎を中心にワークショップを開催し、日本橋三越、伊勢丹新宿店、松屋銀座などでも行っている。日本語教師(外国人に日本語を教える)でもあり、外国人への日本茶ワークショップも多数開催。煎茶・玉露・抹茶などの日本茶のおいしいいれ方のコツをご紹介。モットーは「お家のお茶を もっとおいしく!」。

外国人観光客の方に向けて、日本茶の魅力を発信するワークショップ

学生時代から茶道に傾倒し、会社員を経て日本茶専門店で働き始めました。同時に、日本文化を海外の人にも伝えたいという想いから日本語教師の資格も取得。日本語学校で教えていたこともあるので、両方の経験を活かして海外の方に日本茶の魅力を発信するワークショップを開催しています。

外国人は日本人と違って、積極的に問い合わせてきます。日本人の場合、レッスンやワークショップの参加を決める時、開催日程が合わなければ諦める人が多いと思いますが、外国人の場合は「〇〇日から日本に行くので、ワークショップを開催してくれませんか?」と、いうような問い合わせも。
だから、開催日程が決まっていなくても「こういうワークショップがあるよ」という情報だけでも掲載しておくのがベター。自分のスケジュールが合えば開催すればよいですし、合わなければお断りすればよいのですから。

お申し込みが多いのはアメリカやヨーロッパからの旅行客です。日本語教師をしていたので外国人と接することには慣れていますが、とはいえ自宅に見知らぬ旅行者を招くというのは勇気がいるもの。
少人数のワークショップなので何かあった時に、一人で対応できないと困ることもありますから。そこで私は、以前勤めていた日本茶専門店に相談して、お店に併設するカフェを、ワークショップの開催場所に。
日本茶のカフェなら雰囲気も満点ですし、開けた場所なのでセキュリティ面でも安心。設備も整っているのでワークショップを開催するのにとてもいい環境です。

また、おみやげにお茶や急須を買いたいという方が多いですが、教室でお茶や道具を販売するとしても在庫を抱えられないので数も限られてしまいますが、お店なら商品の種類も豊富。

生徒さんがワークショップの後におみやげ選びを楽しめます。お店は商品の販売につながるので、参加者の方々にとっても、お店にとっても、私にとってもwin-win-winの関係が成り立っていると思います。

外国人は「楽しい」という感情をまっすぐに表現してくれる、

参加者の方々とは、駅で待ち合わせをして、お店まで一緒に歩いていきます。歩いている間に街の案内をしたりもします。ワークショップでは、数種類から好みのお茶を選んでいただき飲み比べ。
目の前で淹れ方のデモンストレーションをして、参加者の方々にも実践していただきます。お茶請けは10種類程度から選んでいただきます。
外国人にはベジタリアンやビーガンの方なども多いので、対日本人とは違った視点で選ばなければなりません。
日本語を勉強中の方や既習歴のある方には日本語教師であることを活かし、日本語のミニレッスンをすることも。
ワークショップ後は、こちらからの感謝の気持ちをこめてサプライズで小さなおみやげを配布。外国人はサプライズが大好きなので、おみやげを出すと本当に喜ばれます。ただし、旅行の荷物の邪魔にならないように、コンパクトなものが良いと思います。

講師をされている方ならわかると思いますが、ワークショップは1時間でも、実際、準備には何時間もかけることがありますよね。ときに割に合わないというようなこともあるんです。それでもずっと講師を続けているのは、やはり生徒さんの喜びの声があるから。
「こんなお茶の淹れ方は知らなかった」「これは新しい発見」と、ワークショップ通じて新しい何かを得ていただけた時は本当にうれしい。
これには中毒性があって、そういう瞬間があるからどんなに大変でも先生を続けていこうって思えるんですよね。とくに外国人はリアクションが大きくて、「楽しい!」「すごい!」という感情をまっすぐに表現してくださるので、うれしさもひとしお。だから講師業って、やめられないんですよね。

外国人観光客にも広がる「モノからコトへ」の動き

今、日本を訪れる外国人観光客が増えています。東京だけではなく地方に訪れる外国人観光客も増えており、2020年の東京オリンピックに向けて、ますますその流れは広がります。
「モノからコトへ」という動きは外国人観光客にも広まっていて、買い物よりも日本文化の体験をしたいという需要が増えているのも事実。
その需要に目を向ければ、私たち講師は、チャンスがたくさん広がっているともいえます。
海外に興味のある方、知識や技術を外国の方にも広めたいと思っている方は、今がチャンスということもありますのでぜひ挑戦してみるといいと思います。

私の外国人向けのワークショップでは日本人の参加者のご参加も歓迎です。実際に外国人と交流をしながら日本茶についても知りたいという日本人の方からの問い合わせもあり、現在計画中です。
元々、日本語教師を目指したのも日本と外国の懸け橋になれたらという思いからですので、私の日本茶ワークショップがそのような国際交流の場になったら本当に嬉しいです。

私自身、最近ではタイの学生さんたちとの交流会でお茶の講師をしており、学生さんたちがタイに帰国した後にも日本茶に親しみ、日本茶の魅力を現地で広めていただくために、楽しんでもらえるようなワークショップも行っています。
今後も日本茶の講師という仕事を通じて今後も海外との接点を増やし、積極的に日本茶の文化を世界に発信していきたいと思います。

<先生のお教室はこちら>
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