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習い事のお教室のSNSってどんなものが良い?

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企業向けのSNS講座はあっても、お教室のSNSについてはネット上で調べてもなかなか情報がなかったりします。ほかのお教室もやっているからなんとなく始めてみた、という先生も多いのでは。
SNSは無料で使えて、世の中に、そして世界中にお教室情報を発信できる有難いツール!活用しない手はありません。数多くのお教室が発信されているSNSと接してきた経験を基に「お教室のSNS運用」をまとめました!

習い事のお教室としてのSNSの理想を考える

情報をキャッチしてもらいたいのは誰?~どんな人に見てもらいたいか、具体的に思い浮かべましょう~

お教室のSNSの目的は、主に3パターン想定されます。あなたのSNSは、何の目的で発信し、誰に見てもらいたいものでしょうか?パターンを見ながら、決めていきましょう。

・新しい生徒さん獲得のため
習い事を始める前に、多くの方がSNSで生徒さんや先生の雰囲気を事前にリサーチしています。
集客の観点でも、体験レッスンと同じくらい、SNSはとても大切なツールです。
SNSのダイレクトメールで入会申し込みや体験レッスンの申し込みを承ることも可能です。
こうした目的であれば、活き活きと学ぶ生徒さんの顔、楽しそうなオフショットなどを投稿すると良いでしょう。

・既存の生徒さんのモチベーションアップ
生徒さんにはいつもお教室を好きでいてもらい、次のレッスンを楽しみに待っていてほしいものですよね。その場合、内部告知やイベントレポート、先生の普段の様子を発信すると効果的です。SNSで頑張っている姿やスキルアップしたことを紹介されると喜ぶ生徒さんも少なくありません。また、子どもたちが通う教室では、生徒の親御さんが日々の我が子の様子を知るツールにもなります。注意点としては、生徒さん以外のフォロワーが常にいることを忘れず、身内ネタばかりになりすぎないようにしましょう。

・お教室を応援してくれるファンを生む
生徒さん以外でも、お教室のファンを作ることはとても大切です。発表会などのイベント開催時の集客にも直結するからです。出演イベントや展示会の告知、お教室の理念や特徴なども時々発信すると共感を生み、ファン化してくれます。もちろん、将来的に生徒さんになったり、知り合いに紹介してくださる可能性もあります。

世界観を統一する

全てのフォロワーに向けて共通することは「自分がフォロワーだったとして、面白いと思える投稿」をすること。
お教室の先生方には、できればプライベート用のSNSとお教室のSNSはアカウントを分けての運用をおすすめしています。個人的なつぶやきや日常のことはプライベートアカウントに、お教室や講師としてのSNSはお教室に関することや関連する内容に統一し、世界観を作り上げましょう。
世界観を演出・統一するために大事なポイントが3つあります。

・写真の質にこだわる
・一覧で見たときの印象を意識する(特にInstagram)
・自分らしい、お教室らしい文章をつくる

・写真の質にこだわる
最近はスマホの画質も良くなっていますが、できれば一眼レフカメラでの撮影が理想です。一瞬の表情を逃さないし、色合いも綺麗です。また撮影した写真をそのまま投稿せず、構図を整えてから投稿しましょう。顔出しNGの生徒さんがいらっしゃった場合は、モザイクを入れたりスタンプで隠すのではなく、顔がわからない自然な角度で撮影したり、手元のみを写したりと構図で工夫しましょう。顔を写してくれる理解のある生徒さんを増やしていくのも、SNSを魅力的で効果的なものにする第一歩です。

構図で工夫した例

NG例

フィード投稿一覧で見たときの印象を意識する(特にInstagram
Instagramのプロフィール画面にあるフィード投稿一覧は、アカウントを訪れたすべての人の目にする顔となる大事な部分です。写真1枚1枚のクオリティも大事ですが、並べたときに色やバランス、アングルに統一感があると、より見栄えがよくなり世界観が伝わりやすくなります。

・自分ら、お教室らしい文章をつくる
完成品や作品の綺麗な写真のみを投稿するSNSは統一感があり綺麗で、一般的にはフォロワー数が伸びると言われていますが、お教室のSNSの場合は人の顔が見える投稿もあったほうが、お教室の良さや雰囲気が伝わります。先生が生徒さんを大切に思う気持ちをSNSにのせて伝えていきましょう。お教室ならではのエピソードや先生ならではのマニアックなお話などを時々織り交ぜるのもおすすめ。生徒さんやフォロワーさんが、先生を身近に感じることができます。

お教室の情報を発信するSNSで一般的に向いているのはInstagram、Facebook、Twitterです。それぞれに特性があるので、特性を理解して取り入れるかを判断することが求められます。多くの方にリーチしたいからとあらゆるSNSに手をつけたとしても、手が回らなくなって休止状態になっては逆効果です。

定期的な更新が可能な範囲で、どのSNSを運用するかを決めましょう。

一般的なSNSについてのそれぞれの特性を説明していきます。

Facebook

利用者は30代~が多く、10代の利用者が少ない。
文字数制限がないので、文章でしっかり発信したい人向き。写真ありきではなく、投稿に必ず画像が必要なわけではないため、「映える」写真での投稿が難しいジャンルにも向いている。
ビジネスでの利用も活発で、メッセンジャーでやりとりが可能。
写真を投稿する場合は1200×628ピクセルがおすすめ。

Instagram

利用者は女性が多く、写真をメインとした投稿が特徴。「映え」写真が求められる。
作品や料理など「思わず写真に撮りたくなる」シーンの多いジャンルにおすすめ。
日々のちょっとしたことは24時間でタイムラインから消えるストーリーで発信することも可能。


文字が少なくて良いので写真さえ用意できれば、比較的簡単に投稿できる。
コメント内容よりも、効果的なハッシュタグをつけることが重要。ハッシュタグは30個まで付けることが可能。

InstagramとFacebookはアカウントを連携させることで同時投稿が可能。
投稿する画像は1080×1080ピクセル以上の高画質で正方形がおすすめ。

Twitter

全角140文字という制限がありながらも、自分が置かれている状況や思ったことを手軽にツイート(投稿)としてつぶやくことができ、幅広い世代に使用されている。10代の利用者も多い。
拡散力はあるとされるが、お教室のSNSとしてはやや使いづらい。生徒さんがツイッターユーザーが多かったり、業界的にTwitterが主に使われている場合に活用すると良い。
Twitterにもハッシュタグの機能があり、2つまで付けられる。フォロワーにリツイートされることで拡散されていく。

ブログ

ウェブログ(weblog)を略した言葉で「Web上に残される記録」。誰でも投稿の全てを見ることができる。他のSNS投稿は時間とともにどんどん流れていってしまうので、発表会の記録など、アーカイブしておきたい出来事はブログにまとめておくのがおすすめ。更新がちょっと面倒だが、ホームページへの流入にも直結する。SNSの更新に追われ休止状態のブログが増えているが、記録としブログにもきちんと残していくことを心がけると良い。ブログを更新したら、リンクをSNSから発信するのも効果的。

どのSNSを運用するかは、基本的には生徒さんの年代層や使用しているものに合わせると良いでしょう。
先生自身が使いやすく、苦なく更新できることかどうかも大切です。

アンバサダー投稿・モニター投稿について

趣味なびを通してモニターやアンバサダーのお仕事をする際、重要な業務となる商品のPR投稿。企業は先生の持つ教室コミュニティと優れた発信力に大変魅力を感じて、先生方にモニターやアンバサダーのお仕事を依頼しています。対象の商品やサービスを肯定的に宣伝し、商品やサービス、ブランドの認知度を高める役割を全うしましょう。日々のお教室でのあれこれを投稿しているSNSの中で、違和感なくナチュラルに、かつ効果的な投稿にするポイントをお伝えします。何より、お仕事を依頼されたことは何より名誉でもあるので、自信をもって投稿しましょう!

①クライアント様がどんな投稿を求めているかを考える

企業の担当者も生徒さんも同じ「人」。せっかくなら相手をうれしい気持ちにさせましょう。担当者や作り手の立場になると、どんな投稿だったらうれしいでしょうか。

・その商品やブランドを愛してくれていること
・褒められる(誰でも褒められるとうれしいものです)
・おしゃれで商品の魅力が伝わる写真
・フォロワーさんからのいいね!や共感のコメントで溢れて盛り上がっていること

といったように、自分がされたらうれしいなと思う投稿をイメージすると、どんな投稿をしようか、自然と思い浮かびます。

②お仕事の投稿でも世界観は守る

PR投稿であっても、統一した世界観は大切にしましょう。普段の投稿とPR投稿との落差が激しいとフォロワーさんが減る要因にもなりかねません。そうならないよう、日々の投稿で作り上げた世界観は守りましょう。

③写真だけでも魅力が伝わる「1枚」を撮る

単純に商品だけを撮影して載せる投稿は、フォロワーさんが見て、つまらない投稿になってしまいます。背景や構図、画質にはいつも以上に工夫する必要があります。
衣類なら実際に着用した様子を、化粧品は使っているシーンを想像できるような投稿を、食品であれば使用した商品のパッケージを背景に配置したり、一緒に並べて撮影することで、一枚でどの商品を使ったのかが伝わる写真を心がけましょう。

④先生ならではの投稿を心がける。

例えば美容サプリメントのモニターを行った場合、「いただいたので飲むことにしました」では特にフォロワーさんに魅力が伝わりません。そこで、ダンスの先生であれば「来月のステージに向けて、今からこのサプリメントでお肌も準備開始します!」、お料理の先生であれば「普段の食事では不足しがちな○○が手軽に取れるので、サプリメントを試してみることにしました」といったように、日々の出来事や先生ならではの知見を踏まえての投稿こそが、生徒さんをはじめとするフォロワーさんが読んで興味を持っていただける投稿です。

⑤先生自身が体感した感想を必ず添える

先生ご自身が使ってみて感じたこと、生徒さんやフォロワーさんにもおすすめできる理由を添えましょう。読み手が一番知りたい内容は先生のリアルな感想です。また、アンバサダーの場合、「肯定的に宣伝する」ことが求められます。批判や悪評など否定的な投稿は控えましょう。
ただし、コスメ・美容関連の商品は薬機法にのっとった投稿を行う必要があります。
「〇〇に効く」「肌が白くなる」「痩せる」といった効果効能を述べる投稿は薬機法違反に該当しますので表現には充分注意しましょう。判断に迷う表現があれば、お気軽に当社の窓口までご相談ください。

⑥自分を守ることにもつながる!投稿前にルールを再確認

指定されたハッシュタグは正確に、忘れずにつけましょう。 特に#PRは忘れると利用規約に違反となり、アカウントを凍結される可能性もあります。もちろん、いつも通り関連するハッシュタグも忘れずに。NGワードや投稿日に指定があるケースはルール通りの投稿になっているか、特に前項でも述べたように、コスメ・美容関連の商品は薬機法に抵触すると大きな問題に発展しかねないので慎重に確認しながら投稿を行いましょう。

まとめ

SNSの拡散力を味方につけると、お教室の集客や魅力づくりにとても役に立ちます。逆に投稿が止まると「このお教室は活動しているのだろうか」と不安にさせる要素に。先生自身が無理のない投稿ペースで続けていくことが大事です。「みんな見てくれるかな」と先生自身も投稿を楽しみながら、SNSを活用していきましょう!

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