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集客しやすい立地はどこ?教室運営に理想的なテナント選びとは?

趣味なび大学編集部 橘

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教室運営をするうえで、どれだけの生徒が集まるかはとても重要なことですよね?そして、教室集客を考えた際に、大きなポイントとなるのが教室の立地です。当然、良い立地に集客できれば生徒の集まる人気教室となることができます。 今回は、教室運営にとって理想的なテナント選びについて案内します。テナント選びは教室運営をスタートする際の最も重要な決定事項の一つですので、ぜひ参考にしてください!

1、生徒が集まりやすい立地の3つのポイント

生徒が集まり居やすい立地の3つのポイントについて解説します。

1階の物件であること

教室を運営する際のテナント物件は1階の物件であることが理想的です。

1階の物件は、看板や幟が歩行者や車で走行中の方の目に留まりやすいというメリットがあります。
また、店前にラックなどを用いてパンフレットやカタログを置いておくと、興味を持った通行人の方々が手に取ってくれる可能性が高いです(2階以上の物件の場合は、わざわざカタログを取りに来てくれる方は非常に稀です)。

商業施設内に出店する場合など、2階以上でも人の行き来が頻繁にある立地を除いて、1階の物件を探しましょう。

競合の教室の調査をすること

教室を出そうとしている場所の近くに、ライバルとなる教室がすでに存在していないか否かの確認をしましょう。ライバル教室が存在する場合には、どうしても生徒が分散してしまうので、集客が困難になってしまう可能性があります。

ライバル店があれば出店がNGというわけではありませんが、難易度は確実に上がります。もし出店しようとしている地域にライバル店が存在している場合には、ライバル店の集客状況についてもチェックしておきましょう。ライバル店の集客状況も立地の良しあしを判断する一つの材料になります。

習い事の内容と立地の特徴について考えること

習い事の内容と、立地の条件のマッチングが非常に重要です。

例えば、主婦層をターゲットとした趣味の習い事(料理教室やフラワーアレンジメント、ヨガ教室など)は、郊外の住宅や商業施設内(もしくは近辺)がターゲットを集客するのに適しています。高齢者を対象としたパソコン教室を開催する場合は、多くの高齢者が歩いて通えることが前提条件となります。

まずは、生徒のターゲットを明確に設定し、ターゲットを集めるために最適な立地がどこかということをイメージして立地を検討しましょう。

2、集客力にこだわるテナント選びのコツ

集客力の観点からテナント選びのコツについて解説します。

自宅を教室として運営すべきかテナントを借りるべきか?

自宅に部屋が余っている場合、自宅を教室として利用することもできます。自宅を利用すれば、賃料がかからないだけではなく、自宅の固定資産税の節約などにもつながるため、費用削減という点で非常に大きなメリットがあります。また、毎月かかる費用が少ないのでリスクをかなり抑えることができます。

テナントを借りるべきか自宅でスタートすべきかについては、両方の集客力を比較して、どちらが利益を得られるかについて比較検討すると良いでしょう。

リスクの少ない自宅での教室は魅力的ですが、テナントを借りた方がずっと多くの利益が得られることもあるためです。

※自宅を教室にするとどの程度の節税になるか?

自宅を教室にした際にどの程度節税になるのかについては、税率や自宅の価値、教室の広さなどによって異なりますが、節税額は以下の通りです。

自宅にかかる固定資産税額×自宅内での教室の面積の割合

例えば、固定資産税が10万円の自宅で、自宅の20%のスペースを使って教室運営をしている場合、税金の負担が2万円安くなるということになります。

人通りの多い地域では広告費を抑えられる可能性もある

賃料の高い人通りの多い地域に出店する際には、広告費を抑えられるというメリットがあります。

一般的に、人通りの多い地域は賃料の相場が高いので教室の運営費が高くなってしまう傾向があります。しかし、看板などからお店の存在が認知されやすく、チラシやDMを送付しなくても効率よく集客ができるといったメリットがあることもあります。

コストを考える際には、テナント料だけではなく全体のコスト、さらには売上見込みを含めて検討するようにしましょう。

教室の透明性について

外から教室の内部がどれだけ見えるかについても集客に影響します。

教室に興味を持っている人からすれば、中でどのようなレッスンが行われているのかが気になると同時に、全く内部が見えない教室に対しては少し不安を感じてしまうものです。一方、教室に通っている生徒からすれば、レッスンの様子を知らない人に見られることに抵抗を感じることもあるでしょう。

レッスンの内容によって、ガラス張りの教室内が見えやすい教室を選ぶか、反対に内部が全く見えない教室を選ぶか検討し、適した物件を選ぶようにしましょう。

内部が見えない教室の場合は、看板やパンフレット、ホームページなどでレッスンの様子の写真や動画を公開して、興味を持ってくれた方々がレッスンの内容をイメージしやすいような対策をおこなっていきましょう。さらに、体験レッスンや説明会などを開催して、気軽に教室に入れるような機会を設けましょう。

3、必ず現地を確認すること

「良さそうな」教室の立地が見つかったとしても、まだ「本当に良い立地」かどうかを判断するには早いです。ターゲット層が近くにたくさん住んでいて、人通りの多い場所であったとしても集客につながらない場合があるからです。

不動産業者の勧めるままに契約をして失敗しないためには、以下のポイントも抑えておきましょう。これらのポイントは実際にテナントの候補地に足を運び、歩いたり自動車や自転車で通うところをイメージしてみたりすることが大切です。

動線

人通りの多い道路でも、交通の流れが逆になっていることがあります。教室の出入りが動線に反するテナントは集客につながりにくいため、避けるべき物件です。

TG(Traffic Generator)

TGとは交通を誘発させるものです。典型的なものとしては、大型のショッピング施設や駅などの集客施設を指し、教室の近くにTGが存在すると集客力が高まります。

どの層をターゲットにするかによって理想的なTGは異なりますが、バス停や学校、TG、大人数が勤める会社、食品スーパーなどがTGとして考えられます。

視界性

通りから教室が見えるかどうかという「視界性」も重要です。

例えば、徒歩の場合は10m以上遠くから認識される必要があります。自動車の場合は100m以上遠くから認知されるべきだといわれます。

また、単純距離だけでなく、以下のポイントも視界性の良しあしを左右します。

・見えるのは教室(看板)の一部かそれとも全体か?

・TGから見えるか見えないか

・店舗の向き(正面が見えるのが理想的)

また、視界性が高い物件の条件として、店舗の間口が広いこと(理想は間口4m以上、店舗入り口2m以上)、セットバックしていないこと(前面道路から店舗が後ろに大きく後退していないこと)がポイントです。

4、まとめ

テナント物件の選び方は教室運営の利益に大きく影響します。

物件の選び方は、習い事の種類やターゲット層、どれだけの集客を見込んでいるかなどによって異なります。ターゲットを設定して、できるだけ良い立地のテナントを探すのは、教室運営の鉄則です。

ライバル店調査をおこなったうえで、イメージの良い立地を探すのも重要ですが、最終的には現地や現地周辺の環境をご自身の目で確認してチェックしてください。その際に、TGや視界性を強く意識することで、より集客のイメージをつかみやすくなります。

ベストな立地を選んで利益を最大化できるように、ポイントを踏まえたテナント選びをしましょう。

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