LECTURES

受けてみたくなる体験レッスンを開くコツ

趣味なび大学編集部 相馬 久乃

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生徒さんの集客のために、皆さんは「体験レッスン」は開催されていますか? 生徒さんの立場で考えてみるとホームページやSNSを見て、「この先生やお教室が素敵だな」と思っても実際にレッスンを受けてみるまではやはり不安は付き物です。 新しい生徒さんに興味を持っていただく体験レッスンを開くにはコツがあります。 今回は受けてみたくなる体験レッスンを開催するコツをご紹介します!

体験レッスン開催までの準備

レッスン当日はどのような1日になるかを想像してみましょう。レッスン当日に慌てることがないようにしっかりイメージして準備を万全にしておきましょう。

特に教材発注など在庫リスクがある場合には余裕をもって準備を行うことをお勧めします。

例えばチラシなどの印刷物を作るのであれば3か月前までには準備を整えたり、想定よりも少し多く教材を準備するなど、全員がスムーズにレッスンに参加できるようにしましょう。

初対面の生徒さんに気持ちよくレッスンを体験してもらえるよう非常事態にも対応できる余裕を持って体験レッスンの計画を立てましょう。

金額設定のコツ

体験レッスンの金額設定には悩まれる先生も多いと思います。必要な材料費や準備に要する労力は無償ではないのに、プロモーションを兼ねるなどの理由でつい安い金額を設定してしまいがちですが、無理をしてしまうと長期的な計画を立て辛くなってしまいます。

お勧めする設定基準の目安としては、材料費にプラスして「自分の貴重な時間を割く対価として、何を得るのか」を意識してみましょう。

また、顧客心理の一つとして無料に近づくほどその後の入会率やリピート率は低くなる傾向がありますので、可能な限り値段は下げず「どのような価値やメリットを提供できるか」を基準に体験レッスンの金額を計画してみましょう。

体験レッスンの告知内容のポイント

お教室や先生の紹介など、告知媒体では以下のポイントを意識してみましょう

1)分かりやすいレッスンの題名

対象にしたい生徒さんに、この体験レッスンは自分が参加対象者であることを一目で理解してもらえるような分かりやすい体験レッスンの題名を考えましょう。

2)先生の紹介

先生やお教室が生徒さんのメリットに相応しいことが伝わると生徒さんの安心に繋がります。

この先生に「会ってみたい」と思ってもらえることを意識して書きましょう。

3)体験レッスンの当日のプログラム内容

当日まで生徒さんのモチベーションが維持できるような、体験レッスンの内容が楽しみになる文言で明記しましょう。

4)体験レッスンを受けて得られるメリット

体験レッスンで何が学べるのか、受けることで提供できる価値を明確に書きましょう。

5)日時

日時はなるべく目立つように記載しましょう。

6)お教室までの道案内

例えば駅の出口など交通案内の配慮も生徒さんにとって安心材料の一つになります。

できるだけわかりやすく書きましょう。

体験レッスンをする目的を明確にする

生徒さんが体験レッスンを受ける目的は何かを考えてみましょう。目的は様々と思いますが実は体験レッスンに申し込まれた生徒さん自身も「なぜ自分は申し込んだのか?」を明確に分かっていないことがあります。そのような場合には効果的な質問を生徒さんに投げかけ、理由を生徒さんと一緒に発見しましょう。例えば「なぜ」あなたの教室に体験レッスンに来たのか、告知媒体のどのようなところに共感されたのか。生徒さんの答えに耳を傾けると教室や先生への期待や印象が浮かび上がってくるはずです。また、ホームページやSNSなど各々のコンテンツから見えているお教室や先生の印象が統一されているか、ミスマッチングを起こしていないかも確認しておきましょう。

予約状況を可視化する

生徒さんのライフスタイルは様々なため、忙しいスケジュールの中で本当に体験レッスンの予約が取れているのか、まだ予約に空きがあるのかなど、予約情報に不安を抱えていることがあります。そのような場合に生徒さんが目にするウェブサイトやSNSなどの告知の機会には、常に最新の状況を提示しておくことが大切です。

予約を申し込んで頂いた後の連絡事項を徹底し、安心して予約状況がわかる環境を整えましょう。また、ホームページを見ているだけの段階と実際に体験レッスンを受講した後ではお教室への印象に大きな変化がありますので、体験レッスン後に改めて生徒さんとお話する際には次回までの予約状況を印刷するなど目に見える形で提示しながら話をすることでお教室へのリピート率が上がりやすくなります。

申し込みに必要な持ち物を事前に伝える

体験レッスンを終えて次回の申し込みや入会をその日に申し込みたい気持ちになったとしても生徒さんが手続きに必要な印鑑や通帳を準備していなければそのまま入会せずに終わってしまいます。 生徒さんが入会したいと思った瞬間の熱量を逃さない為にも申し込みに必要な持ち物は告知のタイミングで生徒さんにしっかり伝えて必ず持ってきてもらいましょう。

また、お勧めするコースを事前に想定し、その日に予約してもらえたら特典を用意するなどの特別なバリューを作ると生徒さんからより一層喜んでもらえるのでお勧めです。

体験レッスン中のコミュニケーション

生徒さんにとって初めてのお教室は、期待と同じくらい不安に感じる未知の場所でもあります。自分はレッスン内容についていけるのか、蚊帳の外にならないか、など様々な不安を取り除くためにも生徒さんとのコミュニケーションは体験レッスンでは特に多めに取りましょう。この先生に継続して教えてもらいたいと思ってもらうために、休憩中なども何気ない世間話やレッスンの話を共有するなど、常に気にかける心の姿勢で、生徒さんが安心して居場所を見つけられる体験レッスンにしましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか?すでに体験レッスンを開催されている先生も多いと思いますが、お教室を迷っている新規の生徒さんにとって直接会って体験できる体験レッスンの機会に興味は尽きないものですし、実際のレッスンの雰囲気や先生を知ることができるのはお教室を決める判断材料としてとても重要になります。体験レッスンで一人一人の生徒さんを丁寧に指導できれば、生徒さんも増えていくはずです。

みなさんの素晴らしい体験レッスンで生徒さんのハートを掴んでいきましょう。

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