
LECTURES
教室運営に役立つ!メールマガジン活用法!
趣味なび大学編集部 相馬 久乃
皆さんは教室運営にメルマガを活用されていますか? 最近はSNSやアプリのプッシュ通知が普及していますが、メルマガは生徒さんや体験レッスンを受けられた方に対して定期的に直接アプローチができる貴重なツールとなります。 本記事ではお教室運営の役に立つメルマガの活用方法についてご紹介します。 メルマガを戦略的に運用することで大きな成果が得られるので、積極的に活用してみましょう。
メルマガとは
メルマガとは、メールマガジンの略称で、メルマガを読んで楽しんでもらうコミュニケーションを取るような内容のものや、本文のリンクからWebサイトに誘導することが目的のものがあります。
メルマガは既存の生徒さんとの関係構築や長期的な結びつきに大きな効果を発揮する手法です。メルマガを配信するためには配信ツールを利用しますが、現在は様々な配信ツールがあり、規模感や求める機能によって料金も内容も異なります。
メルマガ配信すると・・
メルマガを配信すると継続的なファンを作ることができ、教室や先生個人からの定期的な情報発信をすることにより、信頼を構築することができます。
また、一斉配信をすることで運用コストが少なく済むこともメリットのひとつです。
コミュニケーションツールとなるメルマガ
定期的に接触が可能なメルマガ配信をすることにより、見込顧客の検討意欲を高め、信頼関係を構築すると効果的です。
まだそれほど検討意欲の高くないお客様には過度な営業は重い印象に思われてしまいますがメルマガから発信することによって、徐々に生徒さんに認識してもらいましょう。
開封率はどれくらいが平均値?
メルマガを活用したマーケティングの評価をする際に、もっとも重要となるのが開封率です。以下では一般的なメルマガの開封率について解説します。
メルマガの開封率を上げよう
1)メールの件名はとても重要です
たとえメール内容に非常に有用な情報が記載されていたとしても件名に興味を惹かれなければ、そのメールは開かれません。
メールマガジンにおいては本文よりもむしろ「件名」の方が重要であるといっても過言ではありません。「自分と関係があるかも」と興味を持たせる工夫が必要です。
ニーズを把握して読者が読んでみたいと思う件名を考えましょう。
2)配信時間や曜日などタイミングを意識する
メルマガは情報の新しさや新鮮さが重要です。配信する時間帯や曜日の選定を誤ると開封率は低くなるので読み手に認知してもらいやすいベストな曜日や時間を探ってみましょう。
一般的によく読まれる時間帯は、朝の出勤時や、勤め先でメールチェックが行われやすい7時、12時、18時あたりとされています。生活リズムを考慮した配信を心がけましょう。
3)コンテンツの魅力を日々高める
当然ながら内容のクオリティーが悪いとメルマガの開封率は上がりません。
読みたいと思ってもらうためにはしっかりとリサーチしてそれに合致する情報を配信していく必要があります。
4)必要な情報は分かりやすく明記する
イベントごとのお知らせの場合は開催日時や開催場所を件名に記載してしまうのも、受信者がそのイベントに参加できるかどうかを一目で確認できるのでいいかもしれません。
近年では、メールを使ったいわゆるフィッシング詐欺などの手口が複雑化しているため、迷惑メールに対して強い警戒心をもつ読者が多くいます。その為、配信元をしっかりと明記して読者に安心感を与えることが重要となります。
メルマガの不達率を把握しよう
メルマガを発行するうえで、もう一つ重要なのが不達率を把握することです。
指定したメールアドレスが変更されていたり、メールボックス自体がなくなったりしていると、送信したメールが差し戻されてしまうことになります。
それに加えて、相手先の迷惑メールフォルダに入ってしまう場合も送ったメルマガは読まれることが少なくなってしまいます。
不達率の平均は0.2~3%程度といわれており、この率を減らす施策を練ることも、メールマーケティングでは重要となります。
メルマガを発信しても読まれなければ意味がないので、まず開封率を向上させることが重要となるので以下に注意しましょう。
メルマガの開封率を底上げするテクニック
開封率を底上げするための具体的なテクニックを以下にご紹介します。
1)ターゲットは誰か
読んでもらいたいターゲットが曖昧なままでは良い結果に導くことができません。
教室がもつ生徒さんのリストにメルマガを配信する場合でも興味を惹かれる話題や情報は違ってきます。ターゲットを意識して配信する情報を絞り込む方が結果としてよい反応を引き出すことにつながります。
2)メルマガから顧客の育成を目指す
定期的なタイミングで毎週、毎月と配信を行うことで、読者からファンへ促進させることを意識しましょう。顧客育成には定期的なコミュニケーションが重要です。
3)具体的な数字と特別感を使用する
例えばメルマガの件名では「大幅値引き」と書くよりも「30%値引き」と具体的な数字を用いてメリットを強調すると、インパクトを読者に残すことができます。
具体的な数字を用いると開封率が高くなるというテクニックは積極的に活用していきましょう。またメルマガだけの限定情報のようなお得感を演出することも効果的です。
読者限定のシークレットな告知をしたり、クーポンの番号を記載するなど限定感を与えることで読者のロイヤルティを高められるとともに継続してメルマガを読んでもらえる可能性も高くなるでしょう。
4)適度な長さで飽きさせない
文章が長すぎると、なかなか続きを読もうとする行動にはなりません。
何が書かれているかを一目見て判断できる長さは半角で4~15文字と言われています。
5)A/Bテストを活用しましょう
開封率や反応率を把握する手法としてA/Bテストを行いましょう。
方法は2つ以上の件名や内容のパターンのメールサンプルを用意し、実際に両方を配信してみてどちらがより高い反応を得られたかを比べてみます。
件名はメルマガの開封率にもっとも影響を与える要素であり文字の表現を変更するだけで、読者の反応に大きな違いが出てくることも。件名の候補をいくつか考えてA/Bテストをしながら反応の良かった文字をキーワードとしてリスト化することをおすすめします。
最後に
いかかでしたでしょうか?
意識せず開封するメルマガにも沢山の改善ポイントがあります。
メール配信システムなどのツールも活用しつつ、実践と改善を繰り返すことこそが全てのお教室運営にあてはまる成功の鍵なのです。
新規の生徒さんや将来の生徒さんに対しても継続的にメルマガで接触回数を増やすことにより、常連顧客としてリピートしてくれるようになります。
生徒さんたちがお教室のファンとなり、継続的に利用してくれることを考えてマーケティングを行うことが、運営にはとても大切です。
まずは、メルマガの活用や工夫から取り組んで効果を最大限上げてみてはいかがでしょうか。
趣味とまなびの「体験」&「教室」さがしサービスはこちら