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生徒さんとの信頼を深め、よりよい関係づくりをするためのコミュニケーションとは?

趣味なび大学編集部

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前回の記事では、レッスンの中で生徒さんに物事をわかりやすく説明するためのコミュニケーションについてお伝えしました。後半では「生徒さんとの信頼を深め、よりよい関係づくりをするためのコミュニケーション」について言及します。

生徒さんとのちょうどいい距離感、どれくらい?

教室の先生にとって、「レッスンでわかりやすく伝えること」と同じくらい大事なこと…それは、「生徒さんといい関係を築くこと」です。

生徒さんといい関係を築くことができれば、教室に来る時間を居心地よく感じていただけたり、教室のことを好きでい続けてくれることでしょう。しかし、いい関係を築こうと、生徒さんと親しくなりすぎると、先生のことを先生ではなく友達と思われてしまったり、わがままをたくさん言われてしまったり。「親しみやすさ」が「馴れ合い」に変わってしまい、節度や限度が保てなくなってしまうこともあります。かといって、ビジネスライクにしすぎても、とっつきにくい印象を与えてしまう…。ちょうどいい関係性を保つことって、むずかしいですね!

生徒さんとのいい関係をつくるための、3つのポイント

では、生徒さんとのいい関係をつくるために、いったいどのような接し方をすればいいのでしょうか。生徒さんとのコミュニケーションにおいて大事な3つのポイントをご紹介します。

【ポイント1】“先生と生徒”の「一線」をひくこと

生徒さんとのいい関係をつくるコツとして、生徒さんとの「一線」を引くことはもっとも重要。どんなに生徒さんとの仲がよくても、適度な距離感を保つことがいいコミュニケーションが長続きする秘訣です。

たとえば、生徒さんから身の上話を持ちかけられた時、あなたならどう対応しますか? 生徒さんから「飲みに行きませんか?」と誘われた時、受ける?断る??

生徒さんとの付き合い方が上手な先生は、生徒さんとの「境界線の基準」を持っています。「生徒さんのプライベートな事情にはあまり立ち入りすぎないようにしよう」と決めて、身の上話を持ちかけられた時には気分を害さないようかわす方法を普段から考えていたり、生徒さんから食事に誘われた時の断り方や受け方を決めていたりします。

とっさの判断で対応を変えてしまったり、生徒さんによって向き合い方が違う場合、ほかの生徒さんに疎外感を与えるもとに。特定の生徒さんだけ「言葉遣いが違う」「誘いを受ける」「キャンセル料を取らない」などの差別が出ないよう、平等なコミュニケーションを心がけることが大事です。
たとえ一緒に食事へ出かけるなどして教室を離れても、先生としての自覚を決して忘れないようにしましょう。

【ポイント2】生徒目線で考えること

先生本意の目線ではなく、生徒の立場に立って物事を進めましょう。先生という立場だけではなく、相手の立場、生徒の立場から見るということを、いつも心がけるようにしないといけません。
生徒さんはあくまで「学びたい」気持ちで教室にきてくださっています。その想いに感謝し、きちんと応えられるよう「生徒さんが今、どんなことを求めているか」「何がわからないのか」「何を知りたいのか」一人ひとりにアンテナを張って接するようにしましょう。
一人ひとりの「満足のサイン」を感じ取ることが大切です。

先生たちも、先生になる前までは生徒(学ぶ側)だったはず。自分が学んできた時の体験を思い出しながら、自身の行動や発言を俯瞰してみるということを意識しましょう。

【ポイント3】自分自身のメンテナンスに気を配ること!

先生も人間なので、体調が芳しくないときや、気分が落ちこむときもあるでしょう。ですが、同じ授業をしているつもりでも生徒さんはとても敏感。先生の話し方や態度を、じつは想像以上に観察しています。

「先生の顔色をうかがいながらレッスンを受ける」なんて本末転倒。「今日は体調悪いのかな?」「機嫌がよくないな」などと悟られないように、つねにフラットな姿勢で。
先生の心と体のバランスで授業内容が左右しないよう、注意しましょう。先生が複数いる場合は、先生同士でつねに確認し合うことも大切です。

もちろん、つねにいいコンディションでレッスンに臨めることが一番。「健康管理、心の安定も仕事のうち」という意識を持って、自分自身のメンテナンスに気を配りましょう。

レッスン時も、レッスン外でも、コミュニケーションは最大の集客ツールです。そして、じつは最も効果的なクレーム予防でもあります。生徒さんとのいい関係ができていれば、たとえクレームが起きたとしても、解決が早いはずなのです。生徒さんと末長くいいお付き合いができるよう、質の高いコミュニケーションを目指しましょう。

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